ロフトとメゾネット、同じものだと思われている方も多いのではないのでしょうか。
両者は似ているようで、実は建築基準法において大きな違いがあります。
今回は東京都で賃貸を検討している方に向けて、ロフトとメゾネットの違いとともに、それぞれの特徴、メリット・デメリットをご紹介します。
ロフトとメゾネットの違い それぞれの特徴は?
ロフトは、建築基準法では小屋裏物置と定義されているのに対し、メゾネットは複層住戸のことを指します。
複層住戸とは、一つの住戸が2階層以上になっているタイプのことで、ロフトの場合はメゾネットとは違い、同じ階層にあるとみなされます。
さらに、建築基準法の上では大きく異なります。
建築基準法では、ロフトはいわゆる屋根裏部屋、収納とされており、部屋としては見なされていません。
あくまでも収納であって部屋ではないので、エアコンや窓、テレビ線などを設置することはできません。
一方でメゾネットは居住空間が2階層以上で構成されていて、賃貸物件でも一戸建てのように複数のフロアがあります。
どちらも階段があるという点では同じですが、ロフトは収納、メゾネットは部屋として考えるとわかりやすいですね。
ロフトとメゾネットの違い それぞれのメリット・デメリットは?
次に、ロフトとメゾネット、それぞれのメリット・デメリットについて説明します。
<メリット>
収納スペースが増えるという点が挙げられます。
客用布団や季節用品など、普段は使わないけれどスペースを取るものの収納には最適ですね。
ロフトがあることで天井が高くなるので、あまり広くない部屋でも開放感が得られるということも魅力です。
ロフトは収納扱いですが、照明やコンセントを設置することは可能なので、来客時などに寝室スペースとしても使用できます。
<デメリット>
やはり空調効率が下がってしまうことでしょう。
特に暖房の場合、暖かい空気は上にいってしまうので、天井が高くなることで部屋が暖まりにくくなってしまいます。
さらに、天井が高くなることで照明の交換が困難になることも、隠れたデメリットですね。
次にメゾネットのメリットですが、まずは賃貸物件でも一戸建てのように暮らせることが挙げられます。
賃貸の場合、1階の日当たりが悪いことが多いですが、メゾネットタイプであれば2階にもベランダや窓があるので、日当たり面での心配はいりません。
また、小さいお子様がいる場合、上の階を子ども部屋にしたら階下への騒音などを気にする必要がありません。
階層によって、リビングと個人的なスペースとの空間を分けることもできます。
デメリットとしては、階段があることで掃除が大変になること、小さいお子様や高齢者がいる家庭では安全対策が必要になることです。
また、賃貸のメゾネットの場合、家事動線に無駄が出やすいこともあります。
ワンフロアならではの便利さを求める方には、不向きかもしれません。
まとめ
ロフトとメゾネットは一見似ていますが、建築基準法での定義は異なり、用途や間取りも違います。
賃貸物件を探す際は、それぞれの違いや特徴に注目してみましょう。
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